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2004.12.26 by 山の温泉ガイド

温泉浮遊浴の効能、浮遊法

宮城、駒の湯さんの豪快掛け流しの内風呂で浮遊浴をしていて流された話は、以前書きましたが、いつの頃からか温泉に行くと浮遊浴するのが、私の定番です。混んでいる温泉ではさすがにできませんが、湯船に一人になった時など、さりげなく、背伸びをするついでのように、たとえ数秒間でもやらないと温泉に入った気がしません。この背伸びをし、体が真っ直ぐになった時に、背骨がボキッ、ボキッと鳴って、水中を伝ってくる音を聞くのが気持ちよく感じられます。私の場合、大抵貸切利用が多く、一人の時は泉質にもよりますが、何分でも浮いていられます。その浮遊法とは、まず軽く後ろに背伸びをしながら、ちょっとキックをし波に乗るように湯に乗ります。肩を入れ、お腹を出し、指先から足先まで、まるで自分が1本の流木になったように真っ直ぐにします。胸からおなか一杯に息を吸い、その浮力の中心であるお腹に1本の流木が支えられるイメージです。次第に力を抜き、浅く呼吸をはじめます。最近は湯の上を行ったり来たりしています。長年やってきてリラクゼーション効果・ストレスの開放(無)・背伸び効果・深呼吸の効果・頭を温める効果があると思いお勧めします。 泉質の濃い高張性の温泉の方が浮きやすいと思いますが、最初は頭または足先を湯船に掛けてお試しください。ヨーロッパでは健康法として取り入れられていると聞きます。
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